屋外照明用のポールや鋼管製品を、半世紀にわたり手作業で仕上げてきた千葉県のメーカー。熟練の技で少量多品種と短納期を両立してきたこの会社が、次に選んだのは「誰がやっても同じ品質・同じ段取り」で回せる現場への標準化でした。属人化した製造現場を見える化し、標準化して定着させる――その推進役を担う生産技術のプロが、業務委託で加わりました。JOINSを通じて成立した、この案件の要点を紹介します。
この会社は、屋外照明用のポールや鋼管製品を、半世紀にわたり設計・製作してきました。中口径の鋼管加工や段付きポールを得意とし、溶接から塗装まで一貫して手作業で仕上げることで、少量多品種でも安定した品質と短納期を両立しています。近年は高速道路のセンサー架台やETC支柱など、特殊用途の案件にも応えてきました。
次に目指すのは、熟練の技に頼ってきたものづくりを、「誰がやっても同じ品質・同じ段取り」で回せる体制へと変えること。安全衛生から品質基準、教育・訓練まで、現場の8つの改善テーマを標準化し、定着させていく。その狙いのもとで挑むのが、製造現場の標準化です。
取り組んでいるのは、①安全衛生 ②生産設備のメンテナンス ③インフラのメンテナンス ④品質基準と標準作業 ⑤進捗や状態の見える化 ⑥品質保証(不具合の再発防止)⑦教育・訓練 ⑧情報発信、という8つの改善テーマです。現場の状態を見える化し、標準作業や品質基準を言語化して、誰が担当しても同じ品質で回る仕組みにしていきます。
熟練の技能は、この会社の大きな強みです。だからこそ、その技を個人の頭の中だけに留めず、記録と手順として残し、次の世代へ引き継げる形にすることが、これからの成長の土台になります。
品質基準や作業手順を言語化し、文書化して共有する取り組みは、まだ途中段階でした。記録の残し方や、不具合の原因を追う型も十分には整っていません。現場の一人ひとりは熟練していても、その知見は属人的で、テーマを横断してプロジェクトを進めるPMやファシリテーターの役割が不足していました。改善を「進める人」の不在が、標準化の壁になっていました。
加わったのは、大手精密機器メーカーで製造現場の改善を重ねてきた生産技術者です。週1〜2日、現場を訪問し、改善テーマごとに進捗を管理し、課題を分解し、効果を測定しながら、標準作業や品質基準書、不具合の再発防止様式を設計しています。
手を動かすだけでなく、現場のリーダーや班長を育て、自分たちで回せるチームづくりも進めています。毎日常駐でなくても、現場に降りて一緒に悩み、改善を主導できる人材が入れば、標準化は前に進みます。
一人の力技で回すのではなく、強みの違うメンバーが力を合わせて成果を出す会社にしたい。現場に降りて一緒に悩み、手も動かし、場も回してくれる。そういう方と一緒に、ものづくりの土台を整えていきたい。
受け入れ企業の経営者(千葉県・金属製品メーカー)
※ 上記は、経営者や現場でのやり取りの内容を、公開できる範囲で要旨としてまとめたものです(逐語引用ではありません)。プライバシーに配慮し、社名・個人名は伏せています。
現場の標準化を推進するポジション。8つの改善テーマを見える化→標準化→定着まで導く推進役。「誰がやっても同じ品質」を実現する。
週1〜2日・応相談で関われる。移住やフルタイムを前提にしない。原則は現場での対面。
準委任契約。報酬は時間単価と実稼働時間に応じて。稼働日数は応相談。
どんな課題に、どんな人材が向くか。地域の担当者が、貴社の状況をうかがった上でご案内します。
無料で相談する登録・相談は無料です。人材とマッチングしてから費用が発生します。