ECサイトの新規顧客開拓
案件内容
具体的内容
最初の業務としてやってほしい具体的なこと
既存のECサイトを活用して、主に関東圏における新規顧客(個人消費者)の獲得を目指します。喫茶卸業が中心である私たちは、ノウハウがありません。
ECサイトの認知度向上(対現状120%up)、新規顧客獲得までの組み立てをお願いします。
※ただし、品質にこだわり焙煎士や数量を限定して販売しているため、他社Webサイトへの出店は不可、あくまでも自社サイトのみの販売となります。
ECサイトは、開設当初から外注、委託先は社内販売システムも頼んでいる長い付合いです。19年10月に体験型サイトにリニューアルし、スマホ対応、クレジット決済を導入。
リニューアル後は、月1回、外注先よりECサイトアクセス状況について報告を受けています。
まずは外注先3名とコミュニケーションを取りながら、この報告内容を確認・自ら検証し、認知度向上のための施策を提案して欲しい。
当社製品は、伝統・技術・品質に共感する顧客を関西圏で獲得しています。直営店に訪れていただいたお客様をECサイトへの購買に繋げてきました。
最初から関東圏に直営店を出すリスクは大きいが、リスクを小さくし、関東圏で同じような効果を狙える取組みを進めたいです。
例えば、個人消費者にアプローチし、ECサイトを介してまずは当社商品を飲んでいただく機会や顧客体験を創り出すことをやりたい。
テレワークが拡大すると、自宅で美味しいコーヒーを飲みたいという需要があるのではないかと想定しています。
最初に、直営店を訪問いただき、当社製品を実際に体験してもらいながら、ECサイトの認知度向上や販促の仕掛けを考えることをお願いしたい。
上記のことが必要な背景や現在の自社の状態
関西圏で70%弱の顧客を持つ私たち。その顧客の大半が自営であり、高齢化が進んでいます。また、現在の飲食業の後継は難しく、先々の卸業における取引額は減退の見込です。
よって、ECサイトを通じた新規顧客の獲得、及び売上の確保が急務です。
とりわけ、関西圏外に出ると、私たちの認知度は皆無に近く、また、偶然にも認知や支持を得たところで「どこで買えるの」と購買機会に出会えません。
人口減少が加速する中で、20年後、30年後に会社をつなぐ。そのためには、既存顧客に加え、首都圏における認知度の向上、コアなファン層の拡充を図りたいと考えます。
上記のことを実現した上で今後目指していきたい状態
現在の様々な取り組みを知っていただくための機会を設ける。
小さなワークショップや企業セミナー等(個別企業や交流センター、地域活性センター等の利用)の開催し、コーヒーをきっかけに、より深く会社のことを知ってもらえる機会づくり。
また、工場見学ツアーや、まちなかカフェのスタッフ体験など、様々な企画、交流を深め、弊社コーヒーを通じた「人の交流」を図りたいと考えます。
企業概要
会社名 | 萩原珈琲株式会社 |
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所在地 | 兵庫県 |
代表者名 | 萩原 英治 |
設立年 | 1928年 |
資本金 | 30,000,000円 |
役員数 | 6名 |
概算社員数 | 20名 (正規・契約・アルバイト含む) |
業界 | 製造・メーカー・流通・小売・サービス |
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事業概要 | コーヒーの製造(炭火焙煎)・卸販売 コーヒーの製造(炭火焙煎)・ECサイトでの販売 |
売上 | 1億〜5億円 |
ビジョン・企業理念 | 老舗の良さは何か? 何を残し、何を変え、何を創るのか? 私たちは日々「新しいのれんの守り方」を追求し、提案しています。 ①:私たちが守り、継ぐもの。 初代より受け継がれてきた、炭火焙煎を私たちは守ります。その、炭火焙煎とは… ・燃料費が高い。 ・他の焙煎方法よりも仕上がりが遅い。 ・マニュアル化が不可能。つまり、再現性が低い。 ・火力調整の為に人が付きっきり。人件費がかかる。 なぜこのような手間で、生産効率の悪い焙煎方法を続けるのか。 マニュアル化ができない炭火焙煎。 日々変化する環境の中で、私たちは「焙煎師」を育て、継いでいます。 焙煎師それぞれの「炭火づくり」、五感を駆使した個性的なアプローチ。 経験に基づく伝統や技術には、決して機械にできない、「人間力」が存在し、 そこに「信頼」や「歴史」が加わることで、老舗ならではの「ニッチ」な価値を創造します。 ②: 私たちが変えつつあるもの。 現在、私たちは「オーナー中心」から、「社員中心」の会社づくりへ挑戦しています。 4代続く、同族オーナー企業。固定概念や慣習的に行われていることもたくさん。 その中で社員の「やりがい」を創造し、やらされる会社から、社員が「創る」会社への移行を目指しています。 現在の取組み事例 ・労働モデル作成。社内ワークショップ。(自分達のルール、自分達で。) ・有給消化推進制度の新設。(休めない?休まない?休むためのルール作りを社員で挑戦。) ・売上目標の廃止。(売上だけを見る時代なのか?) ・労働生産性目標の新設 。(総売上/総労働時間を目標に、売上+時間への意識改革。) ・経営陣による人事考課制度の廃止。(評価のミスマッチの防止。) ・自己評価制度の新設。(自己申告制。棚ぼた100点。努力家70点。どちらも評価します。) ・リーダーは俺だ!(営業部で実験的に実施。リーダー選出方法から、決定までを社員で。) ・社員旅行(宿泊)の廃止。(子育て世代だって、行きたい!) ・家族もパートナーもみんなOK、日帰り旅行の新設。 結果、「月平均残業:2時間以下/月/人」、また「全社有休消化率65%」を達成しました。 これに伴い、子育て世代の社員雇用が増えつつあります。とりわけ、日帰り旅行への参加人数は、社員(役員含む)26名に対し43名の参加と、社員参加型、社員がやりがいを感じられる会社づくりへの第一歩を歩み始めました。 ③:私たちが目指すもの。 社員と共に作り上げるコーヒーは、代々守り、継いできた伝統や技術が息づいています。 コーヒーは、自分達だけの「道具」、使いやすい「道具」、マニアックな「道具」。この、こだわりの「道具」を手に取り、まちにくり出し、まちづかいをしながら、関わる人々や社員が「つながり」や「やりがい」を感じられる仕組みづくりに取り組んでいます。 □神戸市役所 市民ロビーの新しい使い方の提案 ・地産地消、食育サンド ・週末ブックカフェ ・子育て応援カフェ ・週末絵本カフェ 全部組み合わせて、市民が集う、週末の市役所。こんな市役所、目指しませんか? □神戸市灘区とのコラボ 灘オヤジラボ ・灘区のシニア世代20名を集めてワークショップ。 ・3人一組でオヤジ達の好みのブレンドコーヒーを作成。 ・小学校の授業形式。ホームルームあり。 ・コミュニティ形成を図る。 灘のおやじブレンドを期間限定で商品化し、それをまちなかで使用。 多世代交流イベントとして、地元の商店街とイベント開催。 □まちなかカフェ (協力事業) ・衰退が加速する、地元の市場の「防災空地」の活用。 ・こどもが店員さん。 ・保護者や友達、おじいちゃん、おばあちゃんまでもが集う、多世代交流の場。 ・普段来ない人が市場に来るきっかけに。 ・まちなかカフェの「コーヒーかす」の活用。 ・隣の防災空地「いちばたけ(畑)」の「堆肥づくり」に利用。 ・通るたびに「シャカシャカ」こども達が、堆肥を振ることができる。 ・こども達が作った堆肥を使い、こどもたちが野菜を自由にお世話し収穫できる空間。 ・こどもや保護者が市場へ行く、機会づくり。 まだまだ、たくさん取り組みがありますが…。 老舗として、何を残し、何を変え、何を創るのか? 「新しいのれんの守り方」を追求し、提案していきます。 |